カナダ編1
2011年冬、私はカナダにバンクーバーに行った。
目的はウィスラーでスノボーをするためである。
学生時代に友人とウィスラーでスノボーをしたことがあり、
ふと再びウィスラーでスノボーをしたいと思い、一人旅で行ったのである。
ウィスラーでスノボーを楽しんだ後、バンクーバーで一日過ごす時間があった。
筋肉痛ではあったが、何をして過ごそうかなと市内をブラブラしていた。
そして、日本のスポーツ新聞のような物を立ち読みしていた時、私は風俗の広告を見つけた。
日本のスポーツ新聞と同様、カナダのスポーツ新聞にも風俗の広告があったのである。
この時、私は思った。
「金髪で蒼い目の女性を抱いてみよう」と。
かくして、私は数誌のスポーツ新聞に目を通し、「Angel ???」という名前の店へ
行くことに決めた。
(正確な店名を失念してしまい、申し訳御座いません。)
その店に決めた理由は、泊っているホテルから適度に離れた場所にあり、
ちょっとした冒険気分を味わえるかなと思ったからである。
行く前にホテルの部屋で財布の中身の整理をした。
クレジットカード類は部屋の金庫に入れ、現金は最低限として$250のみを入れた。
準備万端である。これで、仮に財布を奪われても帰国に影響はない。
かくして、バスを乗り継ぎ、私は目当ての店に着いた。
店を入ると受付がある。受付は女性だが、かなり横に大きい女性である。
言葉は汚いが、白豚である。
しかし、所詮は受付である。受付が白豚だろうが何だろうが、お相手がよければイイのである。
白豚は私にどのコースにするかを訪ねて来たため、私は60分コースを選んだ。
料金は$200である。受付で$200を払うと、白豚は○○番の個室に入って待つ旨を告げた。
私は○○番に入り、そわそわと金髪&蒼い目の女性を待った。
今にして思えば、受付で女性の指名などがなかったため、どのような女性が来るかどうかは
全く分からないはずなのだが、当時の私は金髪&蒼い目の女性が来ることを信じて疑わなかった。
そして、○○番の個室で待つこと2,3分。
ついにドアが開いた。入って来た女性を見て、私の希望と興奮は粉々に砕け散った。
入って来た女性は・・・受付にいた白豚だったのである。 (続く)
ツイート
